今回は甲州清里・信州諏訪に行って来ました。

まず訪れたのは、「小淵沢の花パークフィオーレ小淵沢」です。中央道を長野に向かっていくと小淵沢IC直前の右側に広がっている花と緑のテーマパークです。この様な公園は明野や高根などこの辺りにもいくつかありますが、恐らくここが１７haと最大で管理や運営も行き届いていると思います。

格子状の園路と各ブロックに分かれていますが、いじり過ぎず荒れ過ぎず回っていても気持が良いです。また八ヶ岳の南山麓なので、背景には小海線越しに編笠山が控え、景色も最高です。（反対側は中央道ですが）センターゾーンには昆虫美術館と交流ターミナル棟がありますが、昆虫美術館はかなりの展示数と内容で、暑い日には一時の休憩場所にもなります。（でも、余りの昆虫数に最後辺りにはゲップが出そうですが）

さて、今までこういう所に来て一番失望するのが「食事」場所ですが、（千葉のシェークスピア公園が悪い例ですが）ここはどうでしょうか？

　ターミナル棟にはレストランと売店（鉢植え中心）があります。レストランは道の駅のセルフ食堂といった感じでメニューも定食の他は目新しくありませんが、私の食べた「ちゃんとしたそば」とカレーライスは結構おすすめです。

さて、今回はこの近くにある東君平の作品を展示した「くんぺい童話館」や野辺山の「ベジタボールwith（南牧村農村文化情報交流館）」にも行きました。ベジタボール（ホールではない）にはドーム型グローブシアターとフライトシミュレータ（ＭＡＰ−Ｓ）がありますが、グローブシアターは乗物酔いしやすい方には結構来ます。また、フライトシミュレータはパイロットとガンナーに分かれ、侵略してきたＵＦＯから「村」を守るということで、３つのコースがランダムに出てきます。最後は基地（ベジタボール）に戻って着陸ですが、これが難関です。（一応激突しても合格しますが）

	さて、今回（も）お世話になった宿は「清里高原ハイランドホテル」です。 　ペンションが多い清里界隈ですが、ホテルは意外に少ないのです。その中でもいわゆる清里の南端にあって、しかもＲ１４１から入ったとうもろこし畑の奥の森にあるので、非常に静かです。料理の量・内容、部屋の広さや調度、離れの貸切風呂（檜・大理石・鉄平石の三種）ともお勧めですが、一番はオーナーご夫婦の人柄でしょうか？（ご主人は車マニアで、シトロエンＨトラックやヴァナゴン、ロンドンＴＡＸＩを所有しています）

翌日は諏訪へ
さて、翌日にはこれまで通るだけだった諏訪・岡谷へ行きました。諏訪といえば諏訪湖ですが、ここは軽くドライブで流して、ちょっと辺りの店など（下諏訪・和菓子の不二屋など）を覗いて岡谷の方に行きました。岡谷といえば先刻「ドイツ村対決」で紹介した信州塩尻農業公園「チロルの森」がありますが、今回はそのすぐ手前にある、「鳥居平やまびこ公園」に行きました。ここは諏訪湖を見下ろす丘の上にある３０ｈａの公園で、基本的には原っぱや森林を中心にスポーツ広場やサマーボブスレーなどがあり、レストランもあります。散策するだけでも結構な広さがありますので、ちょっと真夏ではきついかもしれませんが、水遊びのできるエリアもあり、小さい子連れで遊びに来るのも良いでしょう。サマーボブスレーは娘と乗りましたが、２人乗り合わせて１００キロを超える重量は強力な加速を生み、最終コーナーで見事クラッシュしてしまいました。（軽い擦り傷ですが迫力満点）

あの名車がズラリと
さて、この公園名を知らなくてもこちらを知っている方は多いかも知れません。それが「プリンス＆スカイライン・ミュウジアム」です。半公営＋日産系企業＋オーナーズクラブで運営している単一車種では珍しい博物館です。やまびこ公園の一番頂上のセンターハウスの一角にありますが、その収蔵物たるや見事な物です。初代〜Ｒ３４までだけでなく、スポーツクーペやグロリア、あげくは電気自動車の「たま」まで展示してありますが、ほとんどの車がオーナーからの借り上げ展示であるところがすごいところです。特に私は創世記に生沢徹氏が乗っていたスポーツクーペ、特にあの怒ったヘッドライトが大好きで、実車が見られるとは思いませんでした。ショップやミニカー展示も天晴れで、特に鉛筆デッサン画やメーターを模した目覚まし時計（当然エンジン音）、あとはここでしか買えないミニカーなどスパシオオーナーでも欲しくなるものがあります。

岡谷に名店あり
さて、今回の旅行で信州・甲州で「そば」を食べたのは、初日のフィオーレ小淵沢のみ（これも結構いけましたが）でしたので、下諏訪の不二屋でおいしい店を伺ったところ、紹介されたのがすぐ近くの「あきしの」です。岡谷の東部中学校の近く、県道から細い道を入った所（電柱の案内表示のみ）にある隠れ家的な店で、料亭のような造りを見るとちょっと一見さんはビビリます。でも店員さんも気さくで料金も驚くことはありません。 おすすめは大きな海老と長葱、銀杏などの入ったごついかき揚の付いた天ざると、そばと地鶏を使ったコース料理の「そば三昧」（デザートもそばを使ったオリジナル、２，５００円）です。そば自体も細くてこしの強い私好みですが、それにも増して料理についてきた「特製醤油」が只者で無いことが直ぐ分かり、それがめんつゆにも生きています。（辛めのつゆなので甘めの好きな方には向きませんが）ご賞味くださいやし。